2017年9月5日火曜日

漫画感想 内藤泰弘 血界戦線 Back 2 Back 3巻 深夜大戦 Dead of night warfare

血界戦線の最新3巻を読んだので感想を。
10月からアニメの2期が始まる血界戦線の最新刊。
今回はいつもの短編連作ではなく、一連の長編でした。アメコミ的な空気を持つ本作に、ついにヴィランが登場します。
今回も傑作だった! 
内藤泰弘先生が描くヴィランが良くないわけがなく、ひたすらカッコイイ一冊。
以下、あらすじ&ネタバレ感想。



アメリカが収容していた世界崩壊幇助器具・終天圧縮時計が受肉して脱獄。
一方同じころ、ダニエル・ロウ警部補は世界崩壊幇助器具・ナクトヴァの微笑みをHLの外へ移送しようとしていたが、それをライブラも察知して護衛に加わる。
しかしナクトヴァの微笑みを狙い、次元怪盗ヴェネーノが動き出し、さらに受肉した終天圧縮時計もまたHLを目指していた。
なにもかもカッコいい一冊。
神性存在が一万年後の人類へと残した世界を滅ぼすアイテム「世界崩壊幇助器具」を巡る戦い。まずそのワードセンスが相変わらずいいですね。
そして再度登場の次元怪盗ヴェネーノがまさかの退場。ひたすらカッコいいスタイリッシュバトルが素敵で、退場が惜しいキャラでした。
なにより今回は、ついに現れたヴィラン、受肉した終天圧縮時計・キュリアス。合衆国の暴力に屈した過去を持ち、暴力で負けぬと語る男。
こいつがまあカッコいい。ちょっと間抜けだったり人間臭いところが、まさにヴィラン。
時間の加速と時計の歯車を武器にするデザインがカッコいい。
現状まだ神性存在と戦えるほどではないのかな? と思いつつ、自らの命も勘定に入れて世界を守らんとするクラウスに敬意を表するあたり、信念あるヴィランでいい。
さらにキュリアスに興味を持った堕落王が相変わらずの別次元。久しぶりに狂気なところを見せてくれました。
時間を操作する相手に高速自動再生の化物をぶつけるあたり、本当に別格。
最後は永遠の虚に落とされましたが、時間を自在にする彼のこと、必ず復活して大暴れしてくれるでしょう。楽しみ。というか虚の先には未だにHLに姿を現さない超常存在がうろうろしていたはずで、パワーアップフラグでもあるのかな。
今回もヘルサレムズロットのカッコいいワードが連発。
HLから外の世界への魔導の持ち出しを監視する「二重関門」とか次元刀斬法とか、クトゥルフっぽいナクトヴァの微笑みとか、歯車の影で構築されたキュリアスとか、とにかくひたすらかっこよかった。
亀の騎士みたいな感動系もいいんだけど、やっぱり内藤先生はこういうボンクラ魂直撃の奴が最高。
次が楽しみな一冊でした。

さらに傑作だった秋田禎信先生によるノベライズ第二弾が10月に発売決定という嬉しいお知らせも。
アニメ2期も楽しみ。
楽しみが多くていいことだ。
以上。
傑作ノベライズ。レオがザップのカッコよさを語る一冊。