2017年2月20日月曜日

漫画感想 - 久米田康治 『かくしごと 3巻』 -

久米田康治先生の新作、かくしごとの3巻を読んだので感想を。
漫画家という仕事を娘・姫ちゃんに隠しながら生活する後藤可久士先生の日常を描く、親子の日常を描いたコメディの第3巻。

今回も面白かった。絶望先生のような毒や狂気はなく、改蔵や伯爵のような下ネタもない、ほっこりするコメディは健在。
10年以上漫画家をしているのに、長年背景を書いていなかったせいでキャラの顔しか書けなくなっていたり、業界の不思議な事情が描かれていたりと、久米田先生の実体験を踏まえたギャグがキレッキレで楽しい。
父娘モノコメディとしても相変わらず絶品で、お絵かきをすれば漫画家とばれるかもしれないけれどパパとして尊敬されたいジレンマで葛藤したり、父親としていい人でいたいと思って仕事を受けすぎて困ったり、いつも通りの甘いパパっぷりを発揮。
娘の姫ちゃんは相変わらずいい子で天然で、絶望少女たちとのシュールな日常も面白い。
カラーページの未来の姫ちゃんが家を訪ねるストーリーも気になるところで、カラーページには登場しない後藤先生が、今どうなっているのか、どうして姫ちゃんがこの場h祖にいるのか、ゆっくりと紐解かれていく様子からも目が離せない。
この書下ろしカラーページがあるおかげで、連載の連作短編コメディが、一冊の作品として纏まっている感覚で読めて楽しいですね。完成度が練りあがっている気がします。
紙ブログは相変わらずダウナーな久米田節が楽しい。
サイン会のエピソードは、なんだか絶望放送を思い出しました。懐かしい。
扉絵に戦場ヶ原の文字を見つけたりもして、シャフトのPVも絡んで、神谷浩史主演でアニメ化&ラジオ制作しないもんだろうか・・・

今回も大満足の一冊でした。
次も楽しみにしています。