2015年4月12日日曜日

漫画感想 - 内藤泰弘 『 血界戦線 - 妖眼幻視行 - 』 -

血界戦線の最新巻、10巻を読んだので感想を。
第一シーズン完結! ということでいつもより厚め。そしていつも以上に熱い。
紐育は異界に飲まれ、魑魅魍魎跋扈する異界と現世のまじりあう魔都ヘルサレムズロットへと変貌した。その魔都で世界の均衡を守るために日夜世界の裏側で戦う秘密結社ライブラ。
ライブラの一員として日々を過ごし、仲間たちからも認められ、対血界の眷属の要となる「神々の義眼」を持つ青年レオ。彼の下に、妹・ミシェーラから結婚の報告が届く。
動揺するレオの前に妹共に現れたのは、レオと同じく神々の義眼を持つ男・Dr.ガミモヅ。レオ以外の知覚範囲外に存在する不可知のガミモヅはレオに関わる全てを人質にとり取引を持ち掛けた。
といった第十巻。

神々の義眼とは何か? というところも明かされ、レオに神々の義眼を埋め込みミシェーラの死力を奪った存在の正体にも近づきました。
今回の見どころはレオの奮起でしょうか。妹ミシェーラの命、そしてライブラの他のメンバーの命まで人質に取られ、これまで守られてきたレオが戦わなくてはならない状況に追い込まれた今回。
超常の存在に一人で挑むレオの姿が良かった。
絶望の中に希望を見出し、そして立ち向かいまでの過程が一冊かけて描かれていて感動しきり。ミシェーラ、神々の義眼双方改善の見込みがない現状に絶望した冒頭と、超常存在に挑む決意をしたラストシーンの両方に現れる一巻でのクラウスの言葉の使い方が、さすが内藤泰弘。

そしてついに登場したミシェーラのキャラが良かった。
一巻で毅然と上位存在に啖呵を切った姿しか出ていませんでしたが、面白すぎ。障碍も奪われた眼も飲み込んだうえで、自分の持つ幸せを抱きしめている姿がカッコイイ。
レオの「亀の騎士」はなんとも感動的。
これがこれなもんで、は爆笑。

兄弟の再会と過去の姿が美しかった。

ラストは我らがライブラのリーダー・クラウスが見事に決めてくれてスゲー爽快なラストシーンでした。
次からは第二シーズン。楽しみです。

アニメも今の処良い感じ。オリジナル要素がどうなるか、が気がかりですね。
さらに六月に発売されるノベライズの作家が秋田禎信! 嬉しいコラボが楽しみすぎる。

以上。

2015年4月5日日曜日

ラノベ感想 - 築地俊彦 『 まぶらほ~じょなんの巻・じゅう~ 』 -

まぶらほの最終巻、じょなんの巻・じゅうを読んだので感想を。
本当に長きに渡り続いてきたまぶらほも最終巻。龍皇杯から読んでいたので時のたつのは早い物、感慨深い。一度連載が止まり、もう最後は描かれないのかとも思いましたが、ラストまで描かれて嬉しい限り。

和樹の娘を名乗る少女・ゆりあ。彼女は未来から若き日の父と母の下を訪れたといい、和樹にヒロインたちとのデートを迫る。和樹は女の子一人一人とデートをして、ついに彼女たちの思いにこたえることに・・・
といった最終巻。
ヒロイン一人一人とのデート、ヒロインからの告白、そして和樹の答えと続く流れ。
一人一人のヒロインからの告白に誠実に答える和樹の姿が、ハーレムものの主人公としてはかなり頑張ってくれて、好印象。
複数のヒロインが恋に破れて、それでも前へ進める姿はいいですね。
和樹が誰を選ぶか、はずっとそうだったので以外でもないですが、それでもしっかりかっちり良いラストシーンだなと思えたり。

メイドの巻が綺麗にまとまり、こちらの本編もきれいに終わりました。
なんだか感慨深い、長い歴史の学園ラブコメラノベの金字塔が完結を迎えて嬉しい限りでした。