2015年3月1日日曜日

ラノベ感想 - 林トモアキ 『レイセン File:8 ポイント・オブ・ノーリターン』 (最終巻)-

レイセンの最終巻、File:8ポイント・オブ・ノーリターンを読んだので感想を。
ついにレイセンも最終巻、戦闘城塞マスラヲから続く川村ヒデオの冒険がここに完結いたしました。

最高だった! 我らが魔眼王閣下に幸あれ!

といった感じ。急いで早売りを探して帰宅して読んだ直後なので、文章はメチャクチャでしょうがご容赦を。

ついに始まってしまったT-day、”組織”の襲撃を受けた人工島は火の海に沈み、人々は虐殺されていく。生きることの奇蹟、その幸いをマスラヲで知ったヒデオはその奇蹟を守るために敵の命すら奪わずにやってきた。その果ての結末として現れた惨劇を前に打ちひしがれるヒデオ、そしてそれをあざ笑うように”組織”の兵器が人の命を奪っていく。
組織の目的は? マックルの真意は? ヒデオは生き延びることができるだろうか?
といった感じの8巻最終巻。

平凡な優しいだけの男ヒデオがたどり着いた、力とのかかわり方への答えが素敵でした。
全体的にとっ散らかった印象で、放置された伏線も多数。さらに勢いだけでぼこぼこ出てくる新たな設定なんかも多くて、情報過多風呂敷広げ過ぎで最終巻というにはちょっと雑すぎる感じ。
惨劇を引き起こしたマックルとの決着、やっぱり正妻ポジションのウィル子の登場、そして川村ヒデオの物語の最後を飾る結末は素晴らしかった。
やっぱり、この川村ヒデオというキャラクターが好きでしょうがない。
負けても傷を負っても、それでも自分の答えを求めてもがき続ける優しい姿が好きですね。
彼の未来視がまた今回も誰の意図にも乗らない自分だけの結末を見つけ出してくれました。
どうやらまだまだ精霊サーガ、天界クロニクルは続くようで楽しみにしています。



これから先はネタバレだらけなのでお気を付けください。






魔眼王閣下万歳! といった最終巻。
正直、マスラヲのスピーディーな展開に比べてレイセンはヒデオの悩みが長すぎてだるいなと思ってもいたのですが、その回り道の結末は最高でした。
戦神として最後の務めをまっとうせんとするマックル・イェーガーの目的が神として人の子に殺されることってのは、お・り・が・み から引き継がれる神々のスタンスとして納得がいく。
ヒデオがマックルの消失を拒否し、自らが英雄になることすら拒否する優しい姿勢と、自らの命も投げ出して彼女を救う姿勢が良かった。それでこそ閣下。
ここまで十年近く物語が続いてこその「生きるんだっ!」ですな。

そして相変わらずの猛威を振るうキョジさんが、レイセンの貴重なアウター枠として狂気を振りまいていました。木島連隊設立秘話がついに明らかに。
一方カグヤ関連は色々投げ出したまま。ミスマルカ世界に繋がりそうなこともちらほら。

うっかり神クラスにまでなってしまった魔眼王閣下。
ヒデオのために神の座を放り出して駆け付けるウィル子。もうそれは愛情なんじゃないかっつー今更なツッコミも良かった。ウィル子が出てくるだけでうれしくなってしまう。

そしてたどり着いたラストシーンは震えましたね。
この熱量、強引さこそが林トモアキに求めるものなわけで、お・り・が・みから追っかけていたその熱に大喝采でした。

最新最高の神、最強最古の神、古今最強の戦神を引き連れ、先代聖魔王を引き連れて次の聖魔杯開催を宣言した姿がかっこよすぎました。

しかし、こんな事態の中勇者様であるはずの翔希は何してたんだろう?
あと、宮内庁心霊班をやめたってことは、ヒデオは無職になったのだろうか。就職期間一年って、無職の鏡ですね閣下。

さて、とりとめもなく書き綴ってしまいましたが、これにて完結。
次の物語を楽しみにしています。

まずはミスマルカが出るようなので心待ちに。

以上。

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