2015年3月29日日曜日

舞台感想 アガリスクエンターテイメント 『紅白旗合戦』

サンモールスタジオでアガリスクエンターテイメント第20回公演「紅白旗合戦」を観たので感想を。

―――国旗と国歌で泥仕合 右も左もわからない
自主自律を旨とする自由な校風で学校行事を生徒が運営・企画する国府台高校。開催が目前にせまる卒業式もまた、生徒が立案したプランで準備が進んでいた。しかし式が目前に迫った2月末、突如学校側からプランの変更を求められる。
国旗掲揚国歌斉唱を求める教育委員会の求めに応じてプランの変更を求める教師側、突然の横暴に納得いかない生徒側。両陣営の決着は、生徒と教師の代表が行う連絡協議会に委ねられた。権謀術数、裏切りと謀略、主義主張に個人的事情まで荒れ狂う会議が幕を開けた。


「ナイゲン」「時をかける稽古場」「出会わなければよかったふたり」と続けて観てきてすっかり観劇マスト劇団となったアガリスクエンターテイメントの新作でしたが、どストライクで大いに楽しませていただきました。

2015年3月1日日曜日

ラノベ感想 - 林トモアキ 『レイセン File:8 ポイント・オブ・ノーリターン』 (最終巻)-

レイセンの最終巻、File:8ポイント・オブ・ノーリターンを読んだので感想を。
ついにレイセンも最終巻、戦闘城塞マスラヲから続く川村ヒデオの冒険がここに完結いたしました。

最高だった! 我らが魔眼王閣下に幸あれ!

といった感じ。急いで早売りを探して帰宅して読んだ直後なので、文章はメチャクチャでしょうがご容赦を。

ついに始まってしまったT-day、”組織”の襲撃を受けた人工島は火の海に沈み、人々は虐殺されていく。生きることの奇蹟、その幸いをマスラヲで知ったヒデオはその奇蹟を守るために敵の命すら奪わずにやってきた。その果ての結末として現れた惨劇を前に打ちひしがれるヒデオ、そしてそれをあざ笑うように”組織”の兵器が人の命を奪っていく。
組織の目的は? マックルの真意は? ヒデオは生き延びることができるだろうか?
といった感じの8巻最終巻。

平凡な優しいだけの男ヒデオがたどり着いた、力とのかかわり方への答えが素敵でした。
全体的にとっ散らかった印象で、放置された伏線も多数。さらに勢いだけでぼこぼこ出てくる新たな設定なんかも多くて、情報過多風呂敷広げ過ぎで最終巻というにはちょっと雑すぎる感じ。
惨劇を引き起こしたマックルとの決着、やっぱり正妻ポジションのウィル子の登場、そして川村ヒデオの物語の最後を飾る結末は素晴らしかった。
やっぱり、この川村ヒデオというキャラクターが好きでしょうがない。
負けても傷を負っても、それでも自分の答えを求めてもがき続ける優しい姿が好きですね。
彼の未来視がまた今回も誰の意図にも乗らない自分だけの結末を見つけ出してくれました。
どうやらまだまだ精霊サーガ、天界クロニクルは続くようで楽しみにしています。



これから先はネタバレだらけなのでお気を付けください。