2015年1月8日木曜日

ラノベ感想 - 野村美月 『 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる 3 』 -

野村美月先生の新刊、吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめるの三巻を読んだので感想を。
シリーズ3巻。いいペースでずっと出てくれるので野村美月作品はシリーズを追いやすくて助かります。
マイフェアレディを成功させ、役者としての人気をつけた詩也は学園内に複数存在する演劇部からファン投票で選ばれた役者で舞台を行う文化祭公演の出演者に選ばれる。演目は「とりかえばや」。美しい学園の名女優達に圧倒されながら、詩也は新たな役に挑む。
永遠に続く人生を生きる苦痛、思いを寄せる綾音との関係に悩み芝居に身が入らない詩也。苦悩する詩也の姿に、苦痛を理解できないことに心痛める綾音。そんな二人の間に、吸血鬼の澪が現れる。

なんだか演劇版文学少女になってきた。
謎解きの結末も二人の恋模様もただただ切なくてたまらない。
永遠の愛を誓った二人に訪れた永遠の終わりの儚さと、それでもその愛は確かに存在したという記憶の大切さ。互いが許し合う結末は切なくとも純粋な、また別の姿の永遠の愛で美しかった。
永遠の愛の一つの姿に出会った詩也の選択は確実に誤っているわけで、果たして彼がどうなってしまうのか。もどかしくてしょうがない。

そしてシリアスな物語の中で、偲がかわいかった。宝塚チックな演劇部の王子様として舞台でも学園でも男役を演じ続ける彼女の初恋の姿が、ベタと言えばベタなんですがすげーよかった。

次もその次も、出ることは決まっているようなので、楽しみにしています。
最近ガンガン本が出ているので、いちファンとして追いかけ続けたいと思います。

2015年1月7日水曜日

マンガ感想 - 水薙竜 『 ウィッチクラフトワークス 8 』 -

ウィッチクラフトワークスの最新8巻を読んだので感想を。
ウィークエンド戦を終え、多華宮君と火々里さんの失われた記憶を探るヒントを探す二人。前回の二人旅の終点は火々里さんの実家でした。そこで出会う二人の記憶は、といった8巻。
伏線の回収と次への謎が提示される巻でした。
子供時代の二人の関係が提示され、初めからベタ惚れだった火々里さんと多華宮君の出会いのきっかけなど放置されてきたいろいろがわかって満足。まだまだ謎が多く、今後には大いに期待。

二人の関係の展開としては、過去に近づいたりと色々あったり。何より、棗母を前にした火々里さんを追って喫茶店を出たあたりが関係性の変化でしょうか。
多華宮君は過去の修行の成果が出たりするんでしょうか、主人公覚醒みたいな。それとも、かつての力を使い果たして今、みたいなパターンか。

話の謎は置いておいても、今回はどのキャラも可愛かった。
火々里家への侵入に失敗し受けた拷問でしおれるタンポポとか、コスプレ凍子とか、子供時代の二人とか。
一番のハイライトは火々里さんの「変態ばかりね」ですね。
相変わらずのポップでキュートな世界観と、設定過剰な物語で楽しかったです。
物語はゆっくり確実に終局に向かっている感じで、果たしてどんな物語になるのか想像もつきませんが、次も楽しみ。

以上。