2014年9月9日火曜日

ラノベ感想 野村美月 『 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる 2 』

野村美月先生の新作『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』の二巻を読んだので感想を。
突然吸血鬼にされてしまった少年・原田詩也は常軌を逸した身体能力ゆえに生きがいだったバスケをやめなくてはならず、転校する。転校した学園で出会った先輩・綾音に懇願され、彼は演劇部に仮入部することになって・・・
というシリーズの第二巻。前回の吸血鬼ドラキュラに続き、今回の演目は『マイ・フェア・レディ』。
吸血鬼ドラキュラの公演成功から正式なチーム・レグルスの部員となった詩也と綾音の正式なパートナーとして次の演目に挑む。そんな矢先、チーム・ベガの一年生凪乃と詩也のキス写真が学園のホームページにアップされ、凪乃が詩也との交際を宣言。激怒したいち子によって、公演の結果によってはコンビ解消が宣言されて・・・

今回も面白かった!
綾音との出会いと演劇との出会いによって吸血鬼となった絶望の先にある希望を見つけた前回。新たな生きがいとして選んだ演劇に打ち込む詩也の青春全開な姿と、それを見守る優しい先輩綾音の姿がまさに青春小説。ひたすらラブコメ全開です。
不死の絶望にあった詩也を聖母のような綾音が救い、救われた前回から発展して、今回は新キャラに妹にとヒロインが増えていく物語の発展の回でした。
詩也を吸血鬼にした謎の少女・雫の謎、詩也の過去と謎はさらに深まるばかり。
題材のマイ・フェア・レディを通して描かれる演技についてのお話はとても良かったけれど、凪乃のアイドルについてのお話はちょっと唐突な感もあったり。
新ヒロイン凪乃はまだ恋のかませ犬な感じ。
謎や様々な問題が起こるその一方で、相変わらず詩也と綾音は終始いちゃつき通しなのがこの作品の魅力でしょうか。
ほぼ告白してるし、デートもしてるし、お互い気持ちに気付いている。逆にその状態とチームの主役ペアであることが障害ってところでしょうか。
今回はヒロイン綾音以上に詩也の可愛さが際立ってました。
嫉妬を表に出してくれない綾音に、苛立ってくれと求めるシーンは、青春すぎて最高でした。

さて、今後も楽しみなシリーズですが、一方で野村美月先生のシリーズが続々出てくるようでそちらも楽しみ。
以上。