2014年8月25日月曜日

漫画感想 - 原作・河田雄志 作画・行徒 『 ヴァン・ヘルシング 2 』 -

学園革命伝ミツルギの名タッグの送る吸血鬼ギャグ、ヴァン・ヘルシングの第二巻を読んだので感想を。
一巻が面白く、個人的にはミツルギ以来の大ヒットだったのですが、同じ原作者の北斗の拳イチゴ味なんかも並行しているためネタバレが心配でしたがまあ杞憂。
ひたすらクドイ! これを待っていたってのがその上を超えてきた中二ギャグでした。
前回から引き続き、伝説的ヴァンパイアハンターのヘルシングと相棒のヴォルフが各地を回りながら吸血鬼を倒していく物語。

今回は人間に味方するヴァンパイアが現れたり、吸血鬼コミュニティが見え隠れしたり、新キャラのテンプル騎士団が登場したりと物語に広がりが現れつつそんなことを無視してヘルシングがバカをやり続けています。
帯には中二ギャグとありますが、中二病でも恋がしたい的な邪気眼系の可愛さは一切なく、クラスのはぶられ人間の持つネガティブと肥大化した自意識が出てくるくどいギャグです。俺ガイル系の元中二病が痛がるレベルも越えて、病的に自意識過剰なナルシスト・ヘルシングを楽しむ漫画です。

特に笑ったのは悲しき勇者ファットマンの姿と、ブスの吸血鬼を見破る方法、そしてついにダークヒーローの向こう側へ旅立ってしまったヘルシングの姿でしょうか。

休刊が決定したジャンプ改、今後どうなんでしょうか?
超おすすめなので、くどいギャグが好きな人は是非。

ちなみに一巻の感想はこちら。




2014年8月23日土曜日

ラノベ感想 野村美月 『 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 』

野村美月先生の『陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女』を読んだので感想を。
『ヒカルが地球にいたころ』シリーズを終え、直ぐに始まった『吸血鬼になった君は永遠の愛を始める』シリーズ、その次に刊行されたのがこの陸と千星でした。
発売時に買ったものの放置していて、やっと読んだので感想を書きます。

シリーズものが多いラノベの中では珍しい一冊完結モノ。
シリーズは人に薦めずらい、という時に野村美月さんの作品を薦めるならこれがいいかもしれない。
これぞ青春小説! という一冊。
野村美月節、とでも言いたいめちゃくちゃな恋の甘さと切なさを凝縮した一冊でした。

物語は両親の離婚調停が終わるまで田舎のお屋敷に住むことになった少女・千星と、その田舎村に住む新聞配達の少年・陸。二人の中学生は、お互いに孤独を抱える中で、朝刊を渡して受け取るほんのひと時だけ心を通わせていた。
そんなひと夏の初恋の物語。

儚く甘い初恋と、どうしたって変えられない子供の立場、そこから必然的にたどり着いてしまう悲恋と、野村美月的な救いがとても素晴らしかった。
互いの抱える孤独が、新聞を渡す一瞬の出会いと、相手を考えるささやかな時間だけ癒される描写が切ない。
そして、相手の事を思う二人の恋する姿がひたすら可愛い。
最初から報われるはずのない二人の恋の結末、その甘酸っぱさが心地いい、まさに野村美月な一冊でした。
あとがきの、商業的にイマイチだったから出せなかったとの言葉に込められた作品への情熱を強く感じました。

超おすすめ

以上。

2014年8月1日金曜日

ラノベ感想 林トモアキ 『レイセン File7:誰も、あなたを放っておかない』



君の人生なんだから、君の好きなようにすればいい。物語って、そうでしょ。

読んだ本観た舞台山ほどあるモノのどうにも感想を書く時間がとれなかったものの、これだけは書かねば!

われらが林トモアキ先生の最新刊、レイセンの最新七巻『誰も、あなたを放っておかない』を読んだので感想を。フォースの分裂を食い止め、”組織”の追手を退けたヒデオ。解決したかに見えた中で、今度はマックルが連れ去られた。組織に追われる朱津博士と共に、ヒデオはマックル奪還のため再度”組織”に挑む。 組織の薬物部門担当・リンデンバーグ、鳳重工CEO・マッケンリーと登場する新たな”組織”の幹部、はたして我らが魔眼王閣下はどうなる!?
といった最新巻ですが、以下はネタバレだらけなのでご注意を。
とんでもないことになってきた!