一巻が面白く、個人的にはミツルギ以来の大ヒットだったのですが、同じ原作者の北斗の拳イチゴ味なんかも並行しているためネタバレが心配でしたがまあ杞憂。
ひたすらクドイ! これを待っていたってのがその上を超えてきた中二ギャグでした。
前回から引き続き、伝説的ヴァンパイアハンターのヘルシングと相棒のヴォルフが各地を回りながら吸血鬼を倒していく物語。
今回は人間に味方するヴァンパイアが現れたり、吸血鬼コミュニティが見え隠れしたり、新キャラのテンプル騎士団が登場したりと物語に広がりが現れつつそんなことを無視してヘルシングがバカをやり続けています。
帯には中二ギャグとありますが、中二病でも恋がしたい的な邪気眼系の可愛さは一切なく、クラスのはぶられ人間の持つネガティブと肥大化した自意識が出てくるくどいギャグです。俺ガイル系の元中二病が痛がるレベルも越えて、病的に自意識過剰なナルシスト・ヘルシングを楽しむ漫画です。
特に笑ったのは悲しき勇者ファットマンの姿と、ブスの吸血鬼を見破る方法、そしてついにダークヒーローの向こう側へ旅立ってしまったヘルシングの姿でしょうか。
休刊が決定したジャンプ改、今後どうなんでしょうか?
超おすすめなので、くどいギャグが好きな人は是非。
ちなみに一巻の感想はこちら。