2014年1月24日金曜日

漫画感想 - 椿 いづみ 『 月刊少女野崎くん 4巻 』 -

ガンガンオンラインで連載中、月刊少女野崎くんの最新刊4巻が出たので感想を。
100万部突破だそうで、なんだかアニメ化も近そうですね。
帯の「高嶺の花が離してくれない」ってのはすごくいいコピー。野崎くんは毎回帯のコピーが秀逸ですね。
表紙は若松と瀬尾。この組み合わせが作中のカップリングで一番好きです。口絵のカラーイラストの瀬尾がかなりの巨乳で素敵。

内容はといえば、いつも通り。キャラの個性が定まった後なので、特に大きな展開はなく。いつも通りの展開でギャグがさく裂します。いつも通り瀬尾は若松が好きだし若松は瀬尾が苦手だし、佐倉は片思いだし、みこりんはギャルゲしてるし、鹿島は部長が好きで部長は鹿島が好きで、前野は変わらずうざい。

新キャラとしては野崎くんの弟が登場。これからどう絡むのか?

おまけページがいつもより多かったかな?
メインキャラのプロフィールが載っていますが、男子全員でかい。基本的に身長差があるカップリングですが、特に野崎くんと若松でかすぎ。平均的な身長のキャラは剣さんくらいか。

若松がかまってくれなくてすねる瀬尾がよかった。
野崎くんがちらほらと少女漫画ちっくなことをして佐倉を赤面させるシーンがいくつかあって、そのあたりもこれからじわじわとギャグの間を縫って進展していくのか?
workingくらいの速度でストーリーが進んでくれたら、この世界観を楽しめるので展開が早くなられても困りますが。
相変わらずギャグは冴えていて、キャラ萌えもしっかり味あわせてくれてよかったです。
次は夏ごろらしいので、連載の更新も踏まえて楽しみにしています。

三巻の感想はこちら

2014年1月16日木曜日

ラノベ感想 - 桜井光 『 殺戮のマトリクスエッジ 』 -

桜井光の殺戮のマトリクスエッジを読んだので感想を。
人気エロゲ・スチームパンクシリーズのライターのガガガ文庫デビュー作。ルルイエと呼ばれる地名のわりにさほどクトゥルーではなく、伊藤計劃のハーモニーに出てきたwatchme的なアイテムがでてくるがSFは味付け程度、サイバーパンクな設定も電子戦の描写が薄い、戦闘描写も細かく描くよりは主人公の独白ですっきり終わる。
といったいかにもゲームシナリオっぽい作品でした。SFといって構える必要はない、ラノベによくある設定を使用するだけな感じ。
やや色々はしょられているように見えるとびとびな物語は筆者がライター出身だからでしょうか? ラノベといってももうちょい情報がないと感動しにくい気もする。
あとラスボスが単発の敵役で世界観を総括するラスボスでないのはわかるけれど、あまりに魅力がなさすぎてなんだかな。小物なら小物の魅力が欲しい。

世界観はいかにもなサイバーパンクで最近のラノベではあんまり見ないので世界観が楽しい。しかし主人公視点であるためそこらへん味付け程度なので続きが出てこの辺詳しく拡がっていくとおもしろそう。
SFとしてのテーマ性は薄いものの、すっきりとした勧善懲悪とすさんだ少年が清らかな少女に出会うボーイミーツガールは、全く完璧に傷一つ無い王道で読んでいて楽しかった。別のヒロインもかわいい。次が出たら買います。
以上。

2014年1月7日火曜日

ラノベ感想 - 林トモアキ 『 ミスマルカ興国物語Ⅺ (11巻) 』 -

林トモアキのミスマルカ興国物語のシリーズ12冊目、11巻を読んだので感想を。
帝国ヘリオト家のヴェロニカ商工同盟への侵攻が開始され、マヒロはその処理をシャルロッテから任される。一方でシーナ、リーゼル、パリエルはそれぞれの目的の一致から同じくヴェロニカに集結していた。かつての旅の仲間たちの再会は、何を引き起こすのか?
といった最新刊。
ずいぶん待ちましたが、その理由があとがきに書いてありました。
さてミスマルカ第二部もクライマックス。すべての紋章は集まり、物語は終わりに向かって動き出します。
不穏な動きを続けるキラも本格的に動き出しました。
今回の話のメインは、いつものマヒロによる紋章探しではなく、ベロニカを舞台にした対帝国の戦争。したがって、いつもの権謀術数の舌戦ではなくガチ戦闘になりました。
呉虎騎士団を率いるパリエルと対帝国軍を率いるリーゼルの両名はついに本物の戦争と直面します。
それぞれの戦争との向かい合い方が出ましたね。勇者としてこれまでの理想論と現実の齟齬に直面し犠牲を出しても前に進むことを選んだリーゼルの悲壮感がなんとも。姉のアンゼリカを帝国に取られてさてどうなるのか?
一方パリエルは総帥の子孫かと思うくらいに傍若無人に磨きがかかってきました。そしてメチャクチャ強くなってる。それでもパリエルには敵いませんが、しかしまだパリエルにはVZの技がありますから、次巻での逆転はあるかも。
地味に黒の剣がレイナーからパリエルに移りましたが、誰が真の力を解放するんでしょう? 伏線的にはランディルディーあたりでしょうか?
今回この二人が戦争を通じてその悲惨さに直面し、人間的に成長を遂げる一方で、それと対比して暴力否定のみを追求しすぎたマヒロの異常性が再度あらわになりました。
マヒロなりに何か大きな目的をもって動いていて、そのために紋章やパリエルを利用するつもりでしょうが、おそらくそれは彼の目論見を乗り越えたパリエルたちによって別の道を示されたりするんでしょう。

今回一番かわいかったのはやはりチカ様ですね。いまだにマヒロのことを思っていたのはちょっと驚き。

そしてキラが黒幕だということがあっさりばれました。しかし彼はどんな陣営にいるのか? あっさりとセリアーナから逃げ切ったあたりアウター?

さてあとがきによれば次でミスマルカ興国物語第二部も完結。
ジェスの現在や西域の結界が解けたことであふれ出した魔物、エーデルワイスの目的、マヒロの目的。
様々な意図が交錯する物語の結末はどうなるのか? 楽しみに待っています。
その前にレイセンもでるようで、そちらも楽しみに。
以上。