2013年11月18日月曜日

漫画感想 - 水薙竜『 ウィッチクラフトワークス 6巻 』 -


アニメ化が決定しているウィッチクラフトワークスの新刊を読んだので感想を。
火々里さんの胸と身長はどんどんでかくなっていく気がします。
今回で、前回から現れたミス・ウィークエンド(面倒なので以下、WE)との対決に決着が着きます。
WEの策に街の魔女たちがピンチに陥る中で、だんだん多華宮君の主人公度があがってきましたね。
ふわっとした絵柄の世界観にいきなり自爆上等カチコミ精神であらわれたWEでしたが、どうやら彼女が多華宮君を巡るこれまでの騒動の元凶だった様子。
かざねや姫も手玉にとり、自分の命もおとりに使う超危険な魔女でしたが、本人も言っているように、魔女としての力量的に最初から勝てる戦ではなかった感じ。
結局かざねが本気を出せば場は収められたようだし、メドゥーサも制御しきれず。クロノワールにはボロ負けですし。

多華宮君がかなり成長してきました。かっこいいシーンが増えた。
命を捨てて力をえる覚悟や、火々里さんを守るために的に立ち向かったり。
いい感じに主人公してましたね。わりと 火々里さんのキャラで間を保たせてるところが多かったので、これで多華宮君も主人公できますね。

相変わらず詳細に作者の中にある設定を作品内で細かく説明せずに、かっこいい一枚絵の連続でお話を作るのは、説明過多なのが好きな人には向かないながらも、雰囲気で漫画に惹かれるタイプの人にはたまらないの出はなかろうか。

さて、お話の中心であるところの、多華宮君と姫の関係。
そもそも多華宮君って何者なのか、とか、姫との過去に何があったのか、とか。あとエンバーミリオンってあいつなんやねん、とか。
じわじわとあかされて、なんとなく想像できる範囲になってきた感じ?

結局、最強の魔法使いである火々里さんは、多華宮君を守っていたけれど、そもそもその契約がなければ多華宮君はエンバーミリオンの莫大な力を使える、と。
守られてる多華宮君も最強ってことですかね。

一番かっこよかったのは、霞のピンチにあらわれたメデューサの登場シーンでしょうか。魔女たちの維持が見えるシーンはいいですね。

ここ最近かなりシリアスで、ケモミミたちのドタバタが恋しいですね。
と、思っていたら、次巻からまた日常回が帰ってくる様子。楽しみ。
以上。

2013年11月16日土曜日

ラノベ感想 - 秋田禎信『 魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(上) 』 -


待ちに待った魔術士オーフェン新章最終巻上巻です。
私はドラマCD同梱版を買いましたが、これまでに比べるとやや微妙かな。
そして上巻ということで、これまでに比べてかなり薄め。となれば高いなーと思ってしまう。
上下分けということで、下巻はどんな厚さになるのでしょうか。
最終巻上下巻ということで、前のシリーズとかぶりますが、別に意識してやったわけでもないようす。
さて、内容の感想を。
散々文句を言いましたが、内容は間違いなくこれまで同様素晴らしい。
内容はと言えば、前の巻のラストでの、アイルマンカー結界の崩壊とリベレーターの敗北、そしてついに進撃を開始したカーロッタ一派、といった最終決戦。
なんとなく、話の内容的には、ネットで見た他の感想にもありましたが、今回が鋏の託宣と言えそうな巻。
ネタバレ前提の感想ですので、未読の方はご注意下さい。

2013年11月2日土曜日

雑記 舞台感想 ナイロン100℃ 百年の秘密

少し前にフジテレビNEXTで放映したモノを録画したモノが大掃除をしたら出てきたので視聴。
スケジュール的に今年はもう観劇にいけそうもないので、記念にブログに書いておく。

  • OPのかっこよさが素晴らしい。
    • 映画やドラマ的なOPとか、映像を投射する演出を舞台上でやるのは、否応なくわくわくするので大好き。
  • 演出は見事としかいいようがない。
    • 混乱しやすい時間軸が動き、家の外と中が入れ替わる構造でも、きちんと話が追えるようにできているのは、脚本というより演出の妙なのだろうと思う。
  • 舞台をスクリーンに見立てるのはすごい。投射する映像が陳腐にならないのも。
  • セットも豪華。両側にスリットがあるお屋敷の庭と、その中に並ぶイスとテーブルと暖炉。
  • 二人の女性の数奇な運命。
    • これは、女性同士というなんとも言えない関係だからこそなのだろうけど、その実、ドラマを起こしているのは女同士の友情とも愛情ともつかない距離感というより、他の登場人物含めた全てとの相関関係だったと思う。
    • だからある意味、別に周囲のキャラの性別を変えれば、男同士でも成立しないことはない気もする。
    • 女性の複雑さ、というより、人間の複雑さというか。
  • お父さんと息子の関係が、セールスマンの死にそっくりだった。あれはフットボールだったと思うけれど。
    • 名作だから踏襲してもいいのかもしれないけれど、それがひっかかってしまった。
    • 作者が別に踏襲したつもりはなくても、自分の頭の中に物語が残っていると、それがフックになってひっかかりをつくってしまうのは、いかんともしがたい観る側の未熟さか。
    • と思ったら完全にセールスマンの死だった。
  • 浮気の連鎖ってのは女性を長いスパンで描くならよくある話
    • 女性を描く上でのほかの手段ってないんだろうか
    • 悪い言い方をすればセックスと恋愛に子供といった副産物が産まれるから、女性がメインになると
    • しかし、女性同士をメインにすると、こんな筋のドラマばっかりな気がする。
    • 何度ドラマで女性は寂しかったからっつー理由でセックスして、一夜の過ちで父親のあいまいな子供を創るのだろう?
    • ある種それは、男女どちらもが思う、同性異性を単純化した姿なのだろう。
      • だから、共感はできなくとも、わかってしまうドラマになるのかもしれない、と思ったり。
    • こういったドラマを見ると、男も女も単純で、人間なんてものは数種類に分類できてしまうというのが、よくわかりますね。
      • 普遍的な人間のドラマや悲劇に現れる人間は、男女ともにパターンがない。
      • 個性とは、別の話で.
  • メイド役の人が大忙し
  • 長い時間を経た因果応報の連続
    • 一つずつの選択が別の結果につながり、悲劇
    • 無関心とプライドと自分勝手が起こすのは見ていられない。
  • 救いを得られそうもない奴が救いなく終わるのは、綺麗にはいられない現実の人間には突き刺さるしかない。
    • でも、舞台はテレビのバラエティではないから、例えコメディでも、人の胸に突き刺さるものでないとならないと思うので、これこそが正しい舞台なのだろう。
      • チケットも高いしね。
  • 役者は誰もいい感じ。メジャーな役者だらけの安定感。
    • つくづく、舞台役者は役者のカラーが濃くて、客演の人たちもホームと同じような個性を発揮していて素晴らしいと思う。
  • そして人生は続く、といった風情のラストシーン。
    • いいことがあって終わるなんてことも、悪いことがあって終わるってのも、人生ではなくて、死ぬまで色々つづけながら進み続けないとならない。
  • いい舞台だった。

漫画感想 - 城平京・左有秀・彩崎廉 『絶園のテンペスト 特別編 最終回 閉幕・手を』 -


絶園のテンペストの特別編の第六回、ついに特別編の最終回です。
世界をかけた戦いの結末後の世界を半年も連載するのは珍しいと思いますが、一冊かけてここに完結しました。淋しいですが、これでまた次の作品に出会えると思えば楽しみでもあります。
城平京さんの次の作品も楽しみです。
ちなみに、第六回はこちら。第四回はこちら。第三回の感想はこちら。第二回の感想はこちら。第一回の感想はこちらです。
最終回、閉幕・手を ということで、いいタイトルです。
タイトルのつけかたも好みです。