2013年4月30日火曜日

感想 - 水無月すう 『そらのおとしもの 17巻』 -

諸事情でGWを満喫できません。幸せに休める人はいいですな。
そらのおとしもの17巻を読んだので感想を。
(追記)18巻の感想を書きました。こちらをどうぞ
さて、アニメ第三期の情報が出てからずいぶんたちますが、いつ公開されるんでしょう。
400万部突破との事で、目出たいですね。
私の救世主さまのころから読んでますが、シリアスな部分はそのころから変わってないものの、カバー裏ギャグが表に出てきてから全体の構成とかずいぶんおもしろくなってきた気がします。って、もう17冊出ているので今さらですか。
前回はハーピー姉妹がやってきて、エンジェロイドキラーな智樹に惚れて、ラストはハーピー(妹)がイカロスにキャノンを向けて、といった場面で終わってました。
そのハーピー姉妹の一件の結末と、少し前から示唆されていた守形部長の家の話、そして智樹とそはらの過去、ギャグ回を少し挟んで次巻への引きがあって終わりと言ういつもの構成。
めちゃくちゃなギャグと、造物主たちと製造物であるエンジェロイドの宿命、そしてあの世界観の秘密と悲劇を描かれて、笑えばいいのか泣けばいいのかっつー作風は、ガンガンのころから変わらずで、今回も楽しめました。
今回は二つの衝撃的事実と、ラストの展開でがぜん次が楽しみなる一冊でした。


以下ネタバレあるのでご注意を



2013年4月21日日曜日

漫画感想 絶園のテンペスト 特別編1『新しい彼女の話』


今月号のガンガンをようやっと買ったので感想を。
だんだんガンガンの新作品を読むのが億劫になったここ数年、じわじわ読むものが減ってきました。
これが年をとるということでしょうか。
先月号で最終回を迎えた絶園のテンペストの特別編の第一回。
誰の話かを書くことすら最終話のネタバレになるので最後を知らない人は読まない方が良いかと。

第二回の感想はこちら。第三回の感想はこちらです。(2013/7追記)第4回はこちらです(2013/8追記)。

当然コミックスになってもいない雑誌のネタバレなのでご注意を。

2013年4月16日火曜日

書評 - ヤスダスズヒト 『夜桜四重奏 13』 -

 都内交通網が24時間体制になったら、東京の会社員みんな家に帰れないんじゃねえかと思う今日この頃。東京人じゃなくてよかった。

夜桜カルテットの13巻を読みましたので感想を。
追記:14巻の感想はこちら

またアニメ化だそうで、頻繁にアニメ化を繰り返してますが、人気なんでしょうか。
いつ通りの一冊通して事件が完結する構成でした。
このシリーズは作中の色々な情報と、キャラクタ設定が膨大に背景にあり、それをほぼ説明しないまま進んでいくのが特徴的ですが、それもだいたいできった感がありますね。

お話としては今回も、これまでと同じく妖怪ハンターが出てきて、元老院が絡んで、と言った話。
今回も変わらずわいわいと楽しいキャラのかけあいと、かわいいイラストで楽しめました。一巻ごとに結末を迎えるのがこの作品のいいところかと。一方で、全体の話の進みと、作者の脳内の設定の量と実際のストーリーで提示される量のギャップがこの作品の玉にきずかと。
以下ネタバレありなのでご注意を

2013年4月12日金曜日

書評 - 川上・稔 『 境界線上のホライゾン きみとあさまで Ⅳ 下 』 -


 境界線上のホライゾン最新刊が来月に迫っていますね。しかし再来月の刊行予定にⅥ下(orⅥ中)の予定がありませんから、またひと月空くんでしょうか。
さらに今月の電撃文庫magazine誌上にて『ブギーポップ・ウィズイン 不確実な彼女』が公開!
いやがおうにもブギーポップの最新刊への期待が高まってきました。
しかし、ストレンジはいつ始まるの? と。
それと、螺旋のエンペロイダーの表紙が緒方絵じゃなくなってるってのは何か理由が?
 前置きは長くなりましたが、川上・稔先生の新作、境界線上のホライゾンBD最終巻の特典小説『きみとあさまで』の最新刊を読みましたので感想を。
ついに長くつづいたきみとあさまでも終わり。川上作品の最終巻らしく非常に分厚い。もはや特典のサイズじゃありません。
お話としては、梅組のそれぞれが進路を進みつつ、雅楽祭の本番を迎えます。
今回もいままでと同じく、梅組メンバーそれぞれが本編で活躍した下地となる部分の描写がメインです。
特典小説ですが、ネタバレを気になさるかたは以下回避推奨


2013年4月6日土曜日

書評 - 森繁拓真 『となりの関くん 4』 -

  更新したblogが検索に反映されないわけですが、リンク貼ってくれよって頼んだりgoogleの何かに登録すればいいらしいですね。めんどくさ。
今日も今日とてだらだらしていたら、生活に必要な色々な書類が間に合わないってんで諦めて漫画を読んで暮らしていました。

と、いうわけで、大人気授業中にあそんでるだけコミックの最新刊を読みましたので感想を。特にネタバレはありませんので。

ギャグ漫画なので、あまり感想やレビューもありませんが。

アニメ化決定ってことで、既に160万部売れているそうなので、こっからさらに広がっていくんでしょうか。ネットで人気が出そうな(すでに出てるけど)作品ですもんね。
アニメは見ますが、制作会社とかさっぱりなんで、期待していいのかどうか。

この作品、『となりの関くん』は特殊なシチュエーションコメディです。状況は画像のように、横井さん(白髪の女の子)と隣の席の関くん(黒髪の男子)の日常を描いたコメディ。
学園モノというとどうしても休み時間&放課後&部活動ってのがメインですが、これは特殊でそのほとんどが授業中。キャラクタも横井さんと関君の二人だけのものがほとんど。
最近、モブ以外のキャラクタが出始めましたが、基本的には授業中に関君が行う奇想天外な遊びを横で横井さんが戸惑って見ているというもの。
ボケに対してのツッコミが声に出ていない、というのが特徴かと。
特に最近の少年漫画系はハイテンションなボケとハイテンションなツッコミが特徴ですが、これは全く声に出さない。心に想うだけです。なぜなら授業中だから。
横井さんは真面目な(この巻でテストの点数がでますが、結構高い)優等生なので、授業をぶち壊すような事はしないのです。
ただ心の中でつっこんで、どうしても我慢ならない時には行動にでる。
しかしそれは関君からしたら授業中に遊んでいたら突然隣の女の子が切れたって映るわけで、関君も戸惑うばかりです。
そのなんともギクシャクした二人の関係が面白い。

巻も進んで、横井さんがずいぶん反撃にでるようになりました。ま、クラスが始まって慣れていくって感じですかね。
関君が横井さんにきれて口を利かなくなったりもして。
関君の妹が登場、その名前もわかりました。
そして横井さんが関君の部屋へ。というシチュエーションだけみるとドキッとするラブコメかと、この本を読んでる人は思いもしないでしょうが、その通りギャグにしかならないわけでした。

関君みたいな人、高校時代いました。その人は筆箱内全てのペンを三十センチ定規と小型の定規と組み合わせて巨大な戦闘機を作り上げ、ミサイル(小さいボールペン)を周囲に発射していました。
あのなんとも言えない空気、今思い出すと結構面白かった気がします。
彼らってのは別に学校が嫌いなんじゃなくて、寝たり聞いてるふりしてこそっと本を読んだりしている連中と違って興味のない授業を楽しむ自分だけの方法を見つけているんでしょうね。
見つからないリスクってのも、今考えれば先生はほぼ気付いているんでしょうし、そうじゃなくても先生ってそこまで熱心に生徒のサボりを咎めようとしていなかった気がします。
先生もそれほど熱意をもってないのかもしれませんね。それか学生時代を踏まえてなにも言わないか。

この漫画のいいところは、二人の中でそのサボりの世界が完結しているところ。
彼の秘密を私だけ、あいつの秘密を俺だけってのはラブコメのベタな関係性結実のきっかけですが、これもある種それと同じ。
声を出せない横井さんと、隣の横井さんが睨んでいるのになかなか気付かない関君、二つ並んだ席だけで物語が完結しているっていうのが最大の特徴で、それだけでなりたっているわけです。
クラスの端っこで好き勝手やってる男の子と、それを見守り、時にちょっかいを掛けてくるかわいい女の子ってのは、じっと授業を受けていた学生時代を持っている学生やかつて学生だった身には理想郷なんじゃないでしょうか。

アニメでこの空気感がでるのだろうか。
三十分のアニメだと途中で飽きる気もするし。
どちらかというと不安が大きいかと。

今回も面白かった。
あのロボ一家はこれからレギュラーになるんでしょうか? けっこう好きです。
次は冬だそうで、楽しみにしています。


2013年4月5日金曜日

小説感想『伊藤計劃 虐殺器官 』


人は見たいものしか見ない。
噂にたがわぬ面白さ。夭折の天才作家と紹介される伊藤氏ですが、流石のできでした。
9.11以降の世界情勢を舞台に、ハイテク軍隊たるアメリカ軍の兵士シェパードが世界中で起こり続ける虐殺の背後にいる謎のアメリカ人”虐殺の王”ジョン・ポールを追って世界を巡る話。

脳についての物語であり、人間についての物語であり、世界についての物語であります。
主眼は、人間。世界そのものが人間の意思によって変わっていく様を膨大な知識と想像力によって描いた作品です。
作中重要なのは言葉(というか言霊?)ですが、それを受け取り処理する人間の進化について語られているため、私の解釈は人間がメーンテーマ。

私が読んだのは文庫版で、解説が乗っています。それを読めば大体の内容はわかるかと。
最近知ってなんとなく検索してたまたまここについた、という方は是非書店で解説を読んでみるとよろしいかと。どんなタイプの作品かを丁寧に書かれていて、少なくとも趣味に合うかどうかは確実に判別できる解説になっているかと。

随分前の作品で、何度も話題になっているため今更検索してこの場末のblogにくる人もいないでしょうし、もはや今更この本を手に取っていないSF者はいないだろうし、これから読むって人にはweb上に素晴らしい解説や書評が転がっていますが、その末席に小さく私も感想を。書評ではなく感想。アカデミックでなく思ったことを流していますので、そちらをお望みでない方は回れ右で。

以下ネタバレありますのでご注意を。

2013年4月4日木曜日

書評 - 三田誠 『 レンタルマギカ 未来の魔法使い 』 -


はてさて20を切ったページビューはどこかで戻るんでしょうか
さて、わりと今日は頭がクリアで、やらねばならぬことをわきに置いてレンタルマギカの新刊を読みましたので感想を。
九年ほど続いていたらしいレンタルマギカがついに最終巻。
私が読みだしたころは、たしか三巻くらいまで出ていました。アニメ化があったりで長い作品でしたね。
レンタルマギカ以外では氏の作品は、イスカリオテとscar/edgeとアンダーヘブンを読んでます。クロスレガリアは一巻だけ。
前の巻でついに〈螺旋なる蛇〉との大魔術決闘を追え、世界改変の惑星魔術の成就を阻止した〈アストラル〉。最終巻ではその二年後の世界が描かれています。
あの戦いは魔術世界にどのような影響を与えたのかが大きなテーマか?

あらすじ
アストラルの新入社員でカバラ魔術のセリムは協会からアストラルに派遣され、いまだなじめずにいた。すでに伝説として語られる大魔術決闘に関心を持つセリムは、その野望を砕いた先輩社員たちとの暮らしの中で自分でもわからない苛立ちを抱えていた。そんな日々の中、町全体に広がる小さな呪波汚染の洗浄の依頼がセリムに任される。彼を待ちかまえていたのは?

前回で完結した魔術と人のストーリーの後日譚。
以下ネタバレや否定的意見を書いているのでヤな人はここで退避推奨


2013年4月1日月曜日

書評 - 星野 リリィ 『おとめ妖怪ざくろ 8』 -

おとめ妖怪ざくろの新刊を読みましたので、感想をば。
どのくらいぶりの新刊でしょうか、もともとゆっくりでしたけどさらに伸びた?
アニメ化ありましたしね。
あんまりざくろを読まないでいたので、私の脳内での星野リリィさんの絵はピングドラムに上書きされました。
ドリフターズもゆっくりですが、こちらは濃度が薄いので忘れちゃいますね。

さて利剱と薄蛍のカップルが表紙の8巻ですが、内容は前回から続く女学生連続失踪事件の調査。犯人を見つけて、バトル! というところで終わります。
女学生編が終わるのは来年ってことかな。
丸竜は出番なし、残念。

以下ネタバレありなので要注意