

更新したblogが検索に反映されないわけですが、リンク貼ってくれよって頼んだりgoogleの何かに登録すればいいらしいですね。めんどくさ。
今日も今日とてだらだらしていたら、生活に必要な色々な書類が間に合わないってんで諦めて漫画を読んで暮らしていました。
と、いうわけで、大人気授業中にあそんでるだけコミックの最新刊を読みましたので感想を。特にネタバレはありませんので。
ギャグ漫画なので、あまり感想やレビューもありませんが。
アニメ化決定ってことで、既に160万部売れているそうなので、こっからさらに広がっていくんでしょうか。ネットで人気が出そうな(すでに出てるけど)作品ですもんね。
アニメは見ますが、制作会社とかさっぱりなんで、期待していいのかどうか。
この作品、『となりの関くん』は特殊なシチュエーションコメディです。状況は画像のように、横井さん(白髪の女の子)と隣の席の関くん(黒髪の男子)の日常を描いたコメディ。
学園モノというとどうしても休み時間&放課後&部活動ってのがメインですが、これは特殊でそのほとんどが授業中。キャラクタも横井さんと関君の二人だけのものがほとんど。
最近、モブ以外のキャラクタが出始めましたが、基本的には授業中に関君が行う奇想天外な遊びを横で横井さんが戸惑って見ているというもの。
ボケに対してのツッコミが声に出ていない、というのが特徴かと。
特に最近の少年漫画系はハイテンションなボケとハイテンションなツッコミが特徴ですが、これは全く声に出さない。心に想うだけです。なぜなら授業中だから。
横井さんは真面目な(この巻でテストの点数がでますが、結構高い)優等生なので、授業をぶち壊すような事はしないのです。
ただ心の中でつっこんで、どうしても我慢ならない時には行動にでる。
しかしそれは関君からしたら授業中に遊んでいたら突然隣の女の子が切れたって映るわけで、関君も戸惑うばかりです。
そのなんともギクシャクした二人の関係が面白い。
巻も進んで、横井さんがずいぶん反撃にでるようになりました。ま、クラスが始まって慣れていくって感じですかね。
関君が横井さんにきれて口を利かなくなったりもして。
関君の妹が登場、その名前もわかりました。
そして横井さんが関君の部屋へ。というシチュエーションだけみるとドキッとするラブコメかと、この本を読んでる人は思いもしないでしょうが、その通りギャグにしかならないわけでした。
関君みたいな人、高校時代いました。その人は筆箱内全てのペンを三十センチ定規と小型の定規と組み合わせて巨大な戦闘機を作り上げ、ミサイル(小さいボールペン)を周囲に発射していました。
あのなんとも言えない空気、今思い出すと結構面白かった気がします。
彼らってのは別に学校が嫌いなんじゃなくて、寝たり聞いてるふりしてこそっと本を読んだりしている連中と違って興味のない授業を楽しむ自分だけの方法を見つけているんでしょうね。
見つからないリスクってのも、今考えれば先生はほぼ気付いているんでしょうし、そうじゃなくても先生ってそこまで熱心に生徒のサボりを咎めようとしていなかった気がします。
先生もそれほど熱意をもってないのかもしれませんね。それか学生時代を踏まえてなにも言わないか。
この漫画のいいところは、二人の中でそのサボりの世界が完結しているところ。
彼の秘密を私だけ、あいつの秘密を俺だけってのはラブコメのベタな関係性結実のきっかけですが、これもある種それと同じ。
声を出せない横井さんと、隣の横井さんが睨んでいるのになかなか気付かない関君、二つ並んだ席だけで物語が完結しているっていうのが最大の特徴で、それだけでなりたっているわけです。
クラスの端っこで好き勝手やってる男の子と、それを見守り、時にちょっかいを掛けてくるかわいい女の子ってのは、じっと授業を受けていた学生時代を持っている学生やかつて学生だった身には理想郷なんじゃないでしょうか。
アニメでこの空気感がでるのだろうか。
三十分のアニメだと途中で飽きる気もするし。
どちらかというと不安が大きいかと。
今回も面白かった。
あのロボ一家はこれからレギュラーになるんでしょうか? けっこう好きです。
次は冬だそうで、楽しみにしています。