2013年3月31日日曜日

書評 - 極楽院櫻子『セキレイ 14』 -

  一時500近くまでいったアクセス数があっというまに下がり、ついに70まで落ちましたな。
素晴らしい。これを続けて頑張ってアクセス数を稼いでいるbloggerはどれだけの力をそそいでいるんでしょう。
セキレイの新刊を読んだので感想を書きます。
だんだん終わりに近づいてきました。佐橋君の男気が上昇し続け、ずっと話に絡んでこなかった、そもセキレイとは何か、御中の目的、No.0の過去、それらかわいい女の子たちとの絡みでほっとかれた話の謎が見えてきました。
以下、ネタバレあるかもなので気になるなら回れ右

2013年3月25日月曜日

書評 - 川上・稔 『境界線上のホライゾン きみとあさまで Ⅳ上』 -


 見事にアクセス数が落ちていて、一発当てただけだったのだなという日々。
アクセス数のカーブが綺麗な刃型でおもしろいですね。なのでのんきに書評を書きます。それもずいぶん前の。
川上・稔氏の境界線上のホライゾンアニメBDの特典小説『きみとあさまで』の四巻の上。
特典だからと氏が手を抜くはずがなく、約290頁というのは特典小説としては分厚すぎるものが出来上がっています。しかも上巻。

今作もきみとあさまでの三人、葵・喜美 浅間・智 ネイト・ミトツダイラを中心とた雅楽祭への準備と前回から繋がる武蔵運送業内の序列決定戦が描かれています。
きみとあさまでを通して描かれる、祭りの準備を通した武蔵の住民たちの決意と成長がここでも話の中心です。

けっこう前にでた本で特典小説ということでネタバレもなにも無い気もしますが、もしお気になさるなら回れ右。

2013年3月19日火曜日

書評 - 平野耕太 『ドリフターズ 3巻』 -


 よつばとの新刊とドリフターズの新刊が同じ月に読めるのは幸せこの上ないことですね。
ただ、どちらも次までかなり待たないといけないと分かっていることを考えると、同時に出されると楽しい分、次の待ち遠しさも倍増ですが。

平野耕太先生のドリターズ最新刊を読みましたので感想を書きます。

相変わらず名言だらけ、熱いドラマが展開されます。あまりにも濃くて、全然二年でも三年でも待ちますよって。

表紙は那須与一。平野先生は女の子もかわいいですが、美男子を書いた方がうまいですよね。眼鏡っ子で巨乳という趣味丸出しなオルミーヌよりこっちのがエロい。
雑誌掲載の最新話まで収録されてますから、次巻もまた一年半くらいは待つことになるでしょう。というか、一冊に12話収録で、別の仕事やコミックス発売のたびに休載する作家さんですから、一年に一冊のペースででるわけがない。
それに見合うだけのクオリティを毎回見せてくれるから、ファンは離れないんでしょうけれど。
ワイルドバンチとか、山口多聞とか、今回新たに異世界に流れてきたあいつとか、いつになったら焦点があたるんでしょうね。
主な視点を黒王と豊久に当てて物語は進行していますから、他の漂流者がメインを飾るのはだいぶ先でしょう。
不安定な世の中でなんだか、作者が存命中に完結するのか、とか、そもそも読者側も完結するまで生きていられるのか、とか。そんなことを考えてしまいますね。いや、もっとだらだら進んでいる漫画はいっぱいあるんですが。
もっとも、HELLSING時代のファンはもっとやきもきしていたんでしょうけど。

以下ネタバレがあるため気にする人は回れ右


2013年3月18日月曜日

絶園のテンペスト最終回 とその他雑記



全然関係ないことを書こうと思っていたけれどふと思いついたので、早急に箇条書きで読んだばかりの漫画の感想を書きます。

テンペストについてのネタバレはないつもりですが、最終回を読んでいない人は回れ右。
  • ガンガン本誌で絶園のテンペストが完結。特別編が始まるので終了はまだ先。
  • 城平京はいつもちょうどいい長さで話を畳みますね。
  •  アニメは観てないけれど調べたらけっこう進んでいるので最後までやるのかしら。
  • 個人的にはこういった、それでもまた日常は続く、といったラストは大好き。
  • 彼らは舞台の役者として振る舞わざるを得なかったわけだけれど、役者ではない以上、彼らの日常は一つの大きな仕事が終わっても続いていく。といった落ち。
  • 主人公二人は今後も苦労しながら支え合って大物になっていくんでしょうね。日本の未来は安泰だ。
  • 最終回で登場した新キャラ、登場人物の恋人二人はいいデザインでかわいかった。そうか、確かにこいつの彼女はこんなタイプだよな、とキャラデザと短い台詞だけで思える。
  • キャラクター造詣がうまいですよね、城平京は。
  • フロイラインと左門のコンビもまた、なかなか好きです。森島とブリジットのように。

2013年3月15日金曜日

書評 - 時雨沢恵一 『一つの大陸の物語 ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~』 -

 今日も今日とてろくなことがありません。毎日後ろ向き、どんどん生きる気力がなくなっていきます。明日への期待値が日々落ちていく。自分の将来の確率を考えても、その期待値はどんどん落ちていくわけですから、もう毎日どうしようもありません。生来ダラダラしているのでダラダラ日々が続くわけですが。
そんな死ねばいいのにと言われて終わりそうなことは置いておいて
 時雨沢恵一 著 一つの大陸の物語 ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~を読みましたので感想を。

 ついにヴィルがタイトルにのりましたね。シリーズ第一作ではヒロインのみ。アニメ化してもアリソンとリリアでヴィルの名前はありませんでしたから、最終シリーズで出てこれてよかった。作中はヴィルとは呼ばれませんが。

《あらすじ》 
新聞部は謎の転校生 トレイズについて調査を開始する。すると、思いがけず臨時ロッカーで起きる不審な現象が明らかに。その調査からセロンたちは大きな事件へ巻き込まれていく。

待望のアリソンシリーズ最新作。帯情報によれば最終作。
時雨沢先生独特の簡潔な文章で書かれるキャラは、挿絵の高クオリティもあって非常に魅力的。出来事と感情を簡潔に書いてく短い文章のスタイルですが、いわゆるライトノベル的(あかほりさとる的?)な脚本のト書きのような印象は与えない独特な作風を作っています。
作品の流れとしてはメグとセロンの、学園の日々に少しの犯罪や非日常が転がり込むあの流れに続いています。新聞部がメインで、他の主人公達が周りを固めるといった感じ。
セロンとメグが前回婚約し、その後の二人の関係性は非常ににやにやさせてもらえます。また、このシリーズのこれまでと同じく、学内の小さな問題から大きな問題の発覚につながる様子は相変わらずわくわくさせてくれます。
ネタバレが以下あります。

追記
下巻の感想を書きましたので、よろしければどうぞ。こちらへ。
追記ここまで


2013年3月13日水曜日

書評 - 安井健太郎 『アークⅨ 1.死の天使』 -

”やったなぁ。みんな、もどってきたよ、ヤスケンが by秋田禎信”

  ラグナロクの安井健太郎氏が、もう何年振りかわからないくらいぶりに出した新作、『アークⅨ』を読みましたので感想を書きます。
《あらすじ》
人類が衰退し、巨大な壁に囲まれたアークと呼ばれる都市で暮らす近未来の世界。その世界では不定期に無線通信を乱す”ノイズ”、人間が突然怪物に変身して人を襲う現象”変異”、といった危機にさらされていた。探偵を営んでいる紫藤縁は、ある日人探しの仕事を請け負うが………
といったあらすじです。
 内容はいかにも安井健太郎! と言えばかつてのラグナロクファンなら分かるでしょう。
バトル、バトル、バトル、といった圧倒的な戦いの連続。
忍術使いの主人公と戦うのは、変異して怪物となった人間、全身機械化したサイボーグとさまざま。
とにかく飽きることないバリエーションで戦い、主人公は傷つきながらボロボロになりながら戦い続ける。まさに安井健太郎。
やはりスニーカー大賞受賞は伊達じゃない。
バトルモノが好き、主人公は最強だけどボロボロになるべき、いやそもそもラストは血まみれでたたずんでいる奴こそが主人公だ、という方には刺さるはず。
オススメできる作品です。

以下ネタバレあり



2013年3月10日日曜日

よつばと! 12巻

 あずまきよひこ 著 よつばと!12巻を読みました。
子供と一緒に読める、とか、本棚に置いてもオタクに見えない、とか、そんな感じの漫画ですが、私のようなよこしまな人間にはそんじょそこらの萌え漫画と同じカテゴリーに入っている漫画です。
もちろん、そんじょそこらの漫画にはまねできないクオリティですけど。

エレベーターの中でよつば以外が頬を赤くしているシーンとか、すごくリアル。
単にメインキャラを大人と子供にして、過度の記号的恋愛を排除すれば非オタク向け?
でも、それでも昔からオタクとやらは、最近みたく記号を提示されなくても勝手に探して勝手にもえてたわけで。
いや、そもそもそんなカテゴリーわけがなりたたない昨今なわけですけれども。
それで広い層に受けて、かつオタク的な部分もクリアできるこの作品が凄すぎるんですけどね。
他のよつばと以降にちらちら現れている(少ないけど、flatとかリューシカリョーシカとか?)はどうにも狙いすぎて外している気がしたり(とくに後者)無理がでて他のエピソードによけて別ジャンルになったりしているから、よつばとは別格か。

あずまんが大王にはまってそこからずっとよつばと!も追いかけているわけで、いったい何年ファンなのか考えるとなんだか人生嫌になりますな。とーちゃんとかジャンボと同い年になっても、独身でだらだら後ろ向いて生きている自信があります。

以下、軽度のネタバレあります。


2013年3月6日水曜日

書評 - 林トモアキ レイセン File:6 三人きりのフォース -


 林トモアキ先生の新刊、レイセン最新刊。
 相変わらず面白い。ひきこもり精神がずいぶんなりをひそめ、ただただずっとかっこいいヒデオにも慣れてきた。やたらモテてるし。
 レイセンも長く続いて早六巻目。戦闘城塞マスラヲの巻数を抜いたものの、まだもう少しだけ続きそうな印象。
 前回非常に気になる引きで終り(かつ、それをぶち壊す短編で終り)、待ち望んだ続刊。
 考えの違いから対立し、戦闘となり、鳳重工から抜け出したナイトと美野里。逃げた先で二人は意外な人物に出会う。一方ヒデオたちの前には、前の巻でマックルを追っていたシスター、シシル・ネロが現れる。
 フォースの少年たちはこのまま決別してしまうのか? すべての黒幕”組織”とは? マックル・イェーガーの目的は? 次々起こる問題に対して、我らが魔眼王閣下はどうするのか?
 といった情報盛りだくさんの第六巻。レイセンのシリーズ的にはつなぎの一冊なのか?

 以下ネタバレ。



2013年3月3日日曜日

文学座・セールスマンの死 『誰も彼を責めることはできない』

 東池袋はあうるすぽっとにて、文学座の舞台『セールスマンの死』を観てきた。
 土曜日の昼からの公演。席は三列目。劇場は満員だった。
 主演はたかお鷹氏。
 すばらしい舞台でした。と、同時に自分の人生や家族にたいして後ろめたさをもっている人間にはつらい演劇でした。
 なにより、私のような自分がどうしようもない屑だとわかっていて、そしてそれがどうしようもなく覆せないことを知っていて、完全にダメ人間だとわかってしまっている人間にとっては生きる意思を奪われかねない劇です。
 家族、人生、そしてそれを取り巻く社会、それらに無惨に打ちのめされる様はかつてのアメリカ社会の影をえぐりとるように描かれたそうだが、それが現代でも通用してしまうのはなんともせつない。
 原作の戯曲もこれまで数多の大物俳優名優が演じてきたセールスマンの死も知らないため、比較してblogにすることはできない。そのため以下は全て文学座の今回の公演のセールスマンの死についてである。
 原作は六十年前の本ですが、こんな辺境のブログだけれども誰かがたどり着く可能性を考慮して、以下ネタバレ注意。
 観たばかりで興奮して長文を書いています。批評ではなく感想なので、戯曲や演出など深く掘り下げたものを見たい方は回れ右で。